Glassぶどうの実☆店長日誌

夫婦で、手づくりのガラスアクセサリーを制作、販売しています。こちらは、夫のブログになります。
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2□、Beans - シンプル・イズ・ベスト

夫婦でガラスアクセサリー制作を始めて早23年…今迄、数限りない作品が生み出されては、あるものは廃れていったわけですが、いつまでもロングセラーを続けるデザインといったものもあり、「2□」、「Beans」なども、その中の一つです。

1cm程度と小ぶりでありながら、「ダイクロ」という光沢ガラスと板ガラスとを組み合わせ、四角形や楕円形などのシンプルな形状に仕上げたという意味では、どちらも共通しています。


● 2□

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縦横7mmにカットした板ガラス、ダイクロガラスを、互い違いに重ね、電気炉で溶解します。
800℃位に達すると、急激に溶け始めてしまうので、四角いシャープさを損なわぬギリギリのところで、電気炉を止めます。
その間、1~2分の勝負。

板ガラスの色により、もしくは電気炉内部の配置により、溶ける速さが微妙に異なりますので、その辺は気を使います。

焼きあがった作品は、ガラスの鋭利な部分が残っていないか、一個ずつ入念にチェックし、問題があれば、リューターで加工して仕上げます。


● Beans

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私が、妻から伝授された、最も初歩的な技術の一つは、「オイルカッター」を使い、板ガラスをカットすることでした。
カッターで板ガラスに傷を付ける際の力加減にはコツが要り…「押し込むように転がす」とでも言いましょうか…きれいになぞらないと、ペンチで切断する際に、ガラスがバラバラに崩壊してしまいます。

「Beans」の場合、板ガラスを、極めて細く、ほとんどスライスするような感覚でカットし、きれいな楕円形に仕上がるよう、それこそ1mm単位の計算のもと、工夫してガラスを組み合わせます。

電気炉の中で、ガラスを乗せる「棚板」には、「離型剤」という白い粉を水で溶いて塗布するのですが、その際には、とても気を遣います。棚板のコンディションが悪いと、ガラスが貼り付いて割れてしまったり、左右に引っ張られるように歪な形になってしまったりするからです。

きれいな楕円形になった段階で、電気炉を止めます。
二色の板ガラスの接点…中央部分は、不思議と、微かな放物線を描くような形で融合し、そこに自然の妙を感じます。

「Beans」の場合、900℃以上迄、温度を上げる関係上、ガラスの裏面に、どうしても離型剤が付着してしまうことと、ダイクロのラメが側面にはみ出てしまうため、それらをリューターできれいに削り取り、再度、800℃未満迄、溶解して、仕上げます。


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箸置き - Spectrum

170115 はしおき(客注)_s

お客様からの注文による、「Spectrum」のスペシャル箸置きです。

真中を凹ませねばならないので、底に一工夫、必要でした。

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Spectrum - 「ガラス片の再利用」という発想から生まれた芸術作品

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2012~14年頃に開発。

元々は、他作品を作る過程で生じた削りかすというのか、ガラス片を再利用する発想から出来上がった作品。

三角のガラスの筋が幾重にも交差するよう、全部で9枚(4色)の板ガラス片を、緻密な計算のもと、四重に重ねて作られています。一つの三角模様の中に、更に細かい三角模様が隠されているイメージ。リバースに配置されたダイクロガラスの輝きが3D的に浮き上がる仕組みが、チャーム・ポイント。

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アートマーケットに於けるヒット商品となった後も、「何かが足りない」と感じ、「如何にシンプルな工程で、美しい輝きを出すか」ということを追求しつつ、改良に改良を重ねた結果、2015年8月、やっと満足のいく形となりました。

板ガラスの種類により、微妙に色合いに変化を付けることが可能です。

各パーツを入物に分類し、流れ作業で製作し易い作品。

近年、ブローチ、帯留等、大判サイズも加わりました。

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雪 - ワンポイントの改良でグレードアップ

「雪」は、2009年12月頃の作品で、改良したのは、2014年秋頃のことでした。

元々、「クラフトパンチで、雪印の銀箔を抜くだけ」という、ある意味、芸の無い作品でした。

ある日、仕上がった「雪」の銀箔部分が、黄色っぽく変色してしまいました。
銀箔の場合、金箔とは異なり、慎重に管理しないと、日光や湿気に触れることで、黄~銅色に変色してしまうのです。

そこで、上に、色付きのガラスチップを、グラデーションっぽく被せてみました。
すると、銀箔の変色をカバー出来ただけではなく、かえって格好良くなりました。

あと、「ダイクロ」という光沢素材を、粉末状にしたもの…確か、輸入品だったと思うのですが、銅版の上に、「ダイクロ」粉がコーティングされており、ひじょうに脆く、ちょっとでも触れると、パラパラと剥がれてしまうような素材があり、それをまぶしてみてはどうかと、閃きました。

以上、二つの改良を加えたことにより、見違える程、良くなりました。


あと、箔を、きれいに抜くためには、ちょっとした工夫が必要です。

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現在のレパートリーは、

ペンダント(大) … \2500。
ペンダント(中) … \2200。
ペンダント(小) … \1800。
ピアス(小)   … \2200。

ライトコバルトブルーが人気で、冬季は、レッドやブラックも、よく出ます。

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プチクロス - 朝一番の閃き

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私の場合、目覚め時の30分位の間に、その日の成すべきことが、色々と頭の中に浮かぶことが多いです。
黙想しつつ、メモ帳にスケジュールを書き込んだりするのは、朝が一番です。

時には、作品のアイディアが閃くこともあります。

以前から、「クロス」という、金箔を十字架模様にカットしてガラスの間にを封印した作品はあったのですが、それのミニチュア版は出来まいか?と思い立ったのも、やはり目覚め時のことでした。それこそ、「アイディアが降りて来た」というのか、一瞬の閃きです。

「ダイクロ」という光沢素材と板ガラスの間に、繊切りにした金箔の十字架を封印します。

上の板の方が、1mm程度、大き目にカットされています。

マリンブルーやライトピンクなど薄い色の板ガラスの方が、金箔の輝きが引き立ちます。

2□」などと同様に、四角いシャープな形をぎりぎりまで保つよう、微妙な温度管理が求められます。


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